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浅井 雅人; 阪間 稔*; 塚田 和明; 市川 進一; 羽場 宏光*; 西中 一朗; 永目 諭一郎; 後藤 真一*; 小島 康明*; 大浦 泰嗣*; et al.
European Physical Journal A, 23(3), p.395 - 400, 2005/02
被引用回数:16 パーセンタイル:71.27(Physics, Nuclear)線核分光の手法によりAmのEC崩壊を研究した。Amには半減期3.6分と2.9分の2つの核異性体があることがわかった。娘核Puの励起準位を構築し、の8重極振動バンドと2準粒子状態を同定した。2準粒子状態のうちの1つは半減期1.2秒のKアイソマーであった。AmからPuの2準粒子状態へのEC遷移は=4.8-5.3という小さい値を示し、この事実からAmと2準粒子状態の陽子-中性子配位を決定した。
浅井 雅人; 阪間 稔*; 塚田 和明; 市川 進一; 羽場 宏光; 西中 一朗; 永目 諭一郎; 後藤 真一*; 秋山 和彦; 豊嶋 厚史; et al.
Journal of Nuclear and Radiochemical Sciences, 3(1), p.187 - 190, 2002/06
オンライン同位体分離装置を用いて質量分離した中性子欠損アメリシウム,キュリウム,バークリウムのEC及び崩壊について調べた。Amの崩壊図式を作成し、親核及び娘核における陽子中性子の配位を決定した。Amで観測された崩壊は軌道間の主遷移であることがわかった。Cmの値を決定した。これらの情報からこれらの原子核の核構造,変形度,原子質量を議論した。
篠原 伸夫; 河野 信昭
Journal of Nuclear Science and Technology, 34(4), p.398 - 401, 1997/04
被引用回数:4 パーセンタイル:37.18(Nuclear Science & Technology)Npの正確な核データを測定する目的で、放射化学的手法を用いてネプツニウム試料の化学的並びに同位体純度を分析した。試料中には不純物として少量のプルトニウム、アメリシウム及びキュリウムが含まれていることがわかった。イオン交換法によりこれら不純物からネプツニウムを化学分離したのち、線スペクトロメトリによりネプツニウムの同位体組成を測定した。得られたNp/Npの原子数比は5.510であった。ここでNpは、Npの製造過程においてNp(n,2n)Np反応によって生成する副産物である。本試料中に含まれるNpは、Npの核データの測定実験には影響しないことがわかった。
出雲 三四六; 反田 孝美; 畑 健太郎; 関根 俊明; 松岡 弘充; 本木 良蔵; 馬場 澄子*
JAERI-M 90-102, 28 Pages, 1990/07
PuとPuは、自然環境におけるPuの挙動を研究するためのトレーサーとして広く用いられている。われわれはこれらの核種について効率的な製造法を確立することを目的として一連の研究開発および製造試験を行ってきた。Puについては生成断面積の比較的大きいNp(d,2n)反応について励起関数を求めたのち、数100KBg規模の製造試験を行なった。その際、重陽子照射に対して堅牢な、厚いターゲットを調製するための最適条件を実験的に検討した。Puについてはターゲットとして同じNpが使えるNp(,n)反応を採用して製造試験を行なった。その結果、いずれの核種についてもトレーサーとして使用可能な純度のものを目的の量だけ得ることができた。